バクテリアセラピーによる歯周病治療:歯周病治療

バクテリアセラピーとは

「バクテリアセラピー」(学術名: Bacterio-therapy)とは、体内菌のバランスを整えることで病気の治療や予防を行うという医療技術です。スウェーデンのバイオガイア社によって臨床実用化が進められ、日本でも歯科分野を中心に善玉菌を利用して体内に常在する菌の質やバランスを改善することで、疾病の予防や治療に役立てることをめざして、研究と臨床への応用がすすめられています。

株式会社 ADI.G ロイテリ菌紹介ページより引用

ロイテリ菌とは

ロイテリ菌は、福祉医療先進国のスウェーデンで、産学連携で研究されている乳酸菌です。ノーベル医学・生理学賞の審査本部のあるカロリンスカ医科大学と世界的なプロバイオティクス企業であるバイオガイア社が産学連携で研究を進めています。

ロイテリ菌は、ヒトの母乳由来の乳酸菌です。
多くの医学的な臨床データにより、摂取することで身体に良い様々な効果が証明されています。これまで、14,700名以上の被験者に、174以上の症例で臨床データが集められ、146件以上の科学論文が発表されています。

株式会社 ADI.G ロイテリ菌紹介ページより引用

ロイテリ菌の効用

善玉菌と言われる、体に良い作用をする菌の代表格である「ロイテリ菌」を投与することで、悪玉菌を減らし、日和見菌の良い作用を引き出す(口内フローラを整える)ことが出来ます。

これにより、まず 口内では以下の効用が期待できます。

  1. むし歯の原因菌を減少させる
  2. 歯周病の原因菌(P.g.菌)を減少させる
  3. 歯周ポケットを軽減できる
  4. 口臭を減少させる

この他にも、全身への影響として「ピロリ菌感染症抑制」「アレルギー抑制」など様々な体調への好影響が報告されています。

口内ケア、歯周病の予防・進行を防ぐことにより、ひいては歯周病が誘因となる疾病とされる、様々な「病」から身を守ることにもつながるのです。

歯周病が全身に及ぼす影響>>

コメット歯科クリニックのバクテリアセラピー

バクテリアセラピーは、 世界的にう蝕菌や歯周病細菌に対する次世代の治療として、非常に有効な治療・予防の手段であると注目されています。
国内の歯科医院でも、歯周病の治療方法として採用されるケースが増えてきました。そして、数多くの治験共に、歯周ポケットの改善や炎症の軽減などの症例が報告されています。

しかし今までは、歯周病菌のなかでも強力な病原性と最強の感染力を持ち合わせた、歯周病細菌の悪玉中の悪玉であるP.g.菌の数を、明らかな形で測定する事が出来ませんでした。 そのため、都度の対処療法が多く、確かな成果、その達成度を確認出来る予防治療を行うことは、非常に難しいのが実態だったのです。

オルコアとロイテリ菌の相乗効果で、よりよい治療・予防へ

コメット歯科クリニックでは、最新型の orcoa(オルコア)を導入することで、リアルタイムでPCR検査をすることが可能となり、治療の効果、予防の効果が数値で実感できるようになりました。

歯周病の進行度 歯周病菌の原因「P.g.菌」を検査するには>>
P.g.菌・AGEs検査・オリゴスキャン料金はこちら>>
あのp.g.菌のDNA(PCR)検査がたった45分 ORCOA オルコア

コメット歯科クリニックで行うバクテリアセラピー

コメット歯科クリニックでは、専門医師の口腔ケアと、ロイテリ菌によるバクテリアセラピー、オルコアによる状態チェックを基本セットとして行っています。

  1. オルコアでの P.g.菌検査【現状の確認】
  2. 医師による定期検診【専門治療】
    ・スケーリング(歯肉縁上の歯石や細菌除去)
    ・PMTC (プラーク細菌叢の除去)
    ・SRP(歯周ポケット内の歯石や細菌除去)
  3. 家庭でのブラッシング、ロイテリ菌の摂取【自己管理】
  4. オルコアでの P.g.菌検査【改善状態の確認】
  5. 終末糖化産物(AGEs)測定検査
  6. 改善状況により、以後のスケジュール調整へ

これによって、今まで行われてきた、本当の意味で個人に対応したものとは言えない、いわゆる万人型「リスク管理」ではなく、実際に「自分にあった治療・予防」をご自分で確認することが可能となりました。

さらに踏み込んだ、コメット歯科クリニックの歯周病治療はこちら>>
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