「老けている人」or「若々しい人」どちらになるかはあなた次第

「老けて見える人」というのはどんな人でしょう。例えば、顔にたくさんのシミがあったり、背骨が曲がっていたりする人でしょうか。確かにそれもありますが、こういった見た目のほかにも糖尿病、肺炎、関節炎や骨粗楳症などの病気も「身体の老化」によるものと言えるのではないでしょうか。

AGEs（終未糖化産物）って知っていますか？

糖化は老化！Advanced Glycation End Products

摂取した糖質と体内のタンパク質が結合することを「糖化」といい、「糖化」によって生成される物買をAGEs（終末糖化産物）といいます。

これは強い毒性を持ち、老化を進める原因物質とされています。AGEsが体内に蓄積されることで、体への老化現象を引き起こし、「肌の老化」や「血管老化」などを促進させてしまうのです。

AGEsが血管に蓄積すると脳では認知症や脳梗塞、全身的には糖尿病・心筋梗塞、骨に蓄積すると骨粗鬆症、目に蓄積すると白内障の一因となり、関節ではリウマチにと色々な体の健康寿命に影響を及ぽします。肌には、「シミ・くすみ」「シワ・たるみ」や弾力の低下という老化が現れ、これも皮膚のコラーゲンクンバクの糖化反応が原因です。

つまり、「老化＝病気」と捉えても過言ではありません。「老化＝病気」の原因は「糖化」であり、糖化を防ぐこと、糖化を身体から取り除くことが健康で若々しい身体を手に入れることに繋がるのです。

P.g.菌を制して糖化（＝老化）を制す！

「糖化」が起こる要因の1つはズパリ「歯周病菌」です。

前回のお話　で登場した、歯周病菌の中でも非常に高い病原性を有するP.g.菌が、血液の中の鉄をエサにして増殖し、血流に乗って全身に広がります。

P.g.菌から分泌される酵索「ジンジパイン」は、あらゆるタンパク質を細かく切断し、得られたアミノ酸を命の糧にします。つまり身体を破壊尽くすように働くのです。ですからP.g.菌を制することは、糖化（＝老化）を制することに通じるのです！