コメット歯科の医療情報

理想的な正しい位置で噛めれば、体が若々しく健康に

歯にはエイジングケアの秘密がいっぱい

歯は、顔の中で非常に目立つ部分で「美」と「健康」に直結しており、人の印象に大きく関わってきます。歯や口元が美しい人は、清潔感を感じられるため好感度が一層高くなるのです。

コメット歯科も開院して40年目(2018年2月記)になり、歯の治療を完了した患者様が、自信を取り戻し、幸福感を感じられるようになられた姿を多く見てきました。


歯の役目は、ただ咀嚼するために、噛めれば良いというものではありません。

大切なのは、「理想的な正しい位置で噛める噛み合せ」を持つことです。

「噛み合せが、悪くなる(咬合異常)と、食べ物を噛むときに使われる咀嚼筋などの筋肉が常に異常な緊張状態になり、正しく使われなくなります。

そのせいで身体の他の部分、特に口や顎に近い顔や首などの筋肉にも慢性の緊張状態が続くことになり、コリや痛みが引き起こされてしまいます。

筋肉と骨はつながっているので、筋肉の緊張状態が長く続くと、背骨や骨盤がゆがみ、自律神経などの働きにも悪影響を与えて全身の血行が悪くなります。

噛み合せと様々な全身症状に深い関係があるということは、最近の研究によって少しずつ分かってきました。しかし、それを正しく理解している歯科医がまだまだ少ないのは、非常に残念なことです。

噛み合せを正しく診られない歯科医にかかったばかりに、悲劇が起こることもあります。

虫歯治療やインプラント治療や矯正治療、補綴(被せ物)治療をしたことで、かえって正常な噛み合せに不具合が生じてしまう可能性があります。

それが全身のバランスにも大きく影響し、体幹の不正、肩、腕、腰などの疼痛、ひどい頭痛や肩こり、めまい、および運動障害などが下顎(顎関節)の変位によって引き起こされるものと考えられ、種々の愁訴に関連した報告が行われています。

図表内(1)(2)について
(1)抗加齢学会専門医 南カリフォルニア大学歯学部客員研究員歯科医師 宇田川宏孝氏の著書
(2) 補綴学会「咬合異常のガイドライン」より一部引用
  現在のリンクは https://www.hotetsu.com/s/doc/GAIDE-02_21649.pdf

歯科医選びは慎重に!
咬合異常と顎関節の変化が関連した、直接・間接的影響の研究と症例報告が数多く取り上げられております。噛み合せを正し<診られない歯科医にかかったばかりに、 「顎関節症」や「噛み合せ症候群」になってしまった人もいらっしゃるという報告です。


噛み合せについて正しい知識を持っているか、以下の質問に答えてみて下さい。

Q1.歯並び矯正と噛み合せは、同じものですか?

A1.別のものです。

歯並びが美しいからといって、正しい理想的な噛み合せになっているとは限りません。
よい歯並びとは、簡単に言うと「見た目が美しく整っている状態」です。
正しい理想的な噛み合せとは、噛むときにそれぞれの歯や、上下の顎の骨や関節、筋肉にアンバランスな負担がかからない、正しい理想的な当たり方をしている歯の状態をいいます。

ですから「誰にとっても良い噛み合せ」というものは存在しません。「それぞれの人にとっての正しい理想的な噛み合せ」があるのです。

コメット歯科では、K7 システムと言うコンピューターで、 筋肉の動きと歯の接触の関係を測定します。そして、1人1人にとっての正しい理想的な噛み合せに咬合誘導し、「新しい噛み合せ」を作って治療していくのです。これがニューロマスキュラー(噛み合せ)治療で、顎関節症も治療することができます。

Q2.咬合調整と噛み合せ治療とは、同じものですか?

A2.NO!全く別物です。

咬合調整とは、「歯の切削道具を用いて歯を削る」という特定の行為をさします。(「一般社団法人 顎関節学会 発行レリーフ」及び「健康保険法」より)

しかし顎関節治療では、すぐに歯を削る行為(咬合調整)を安易にするべきではないとの見解がでております。 コメット歯科でも、歯を削る行為(咬合調整)は一切しておりません

Q3.「正しい理想的な噛み合せで噛める」こととエイジングケアには関係がありますか?

A3.沢山ありますが、特に最近の研究結果を中心に解説します。

運動能力が高められる(噛むときに使っている筋肉は、顎関節とつながった咬筋・首筋の太い筋肉・胸の筋肉・背中の筋肉など12種類もの筋肉が働いています)

  • 長寿遺伝子がオンになる(老化対策)
  • 気力・意欲・QOLを向上させる
  • 「若返りホルモン」の減少を防ぎ、摂取カロリーを抑えられる
  • 脳の神経細胞を増やす(ボケ防止)
  • 噛むと脳内のβ-エンドルフィンという快感物質が出て幸福感や喜びを味わえる
  • 何度も正しい噛み位置で噛めると、脳内のヒスタミンが出て交感神経を刺激し、内臓脂肪を減らすことができる

コメット歯科は、総合病院のような歯医者として「1歩進んだ健康」をテーマに、様々な症状の根本的な解決に取り組んでまいります。

「すべては、患者様のために」
専門医に診てもらっても原因が分からず、改善しない「不定愁訴」は、一度、「噛み合せ」も疑った方が良いと思います。

お口にお悩みがあれば、保険の範囲で検診し、治療やご相談が出来ます。
どうぞコメット歯科までお気軽にご来院ください。

※ 記事は情報誌掲載時の内容が主体になっております。 掲載写真、設備、価格などのデータが最新ではない場合がありますので、詳細に関してはお問い合わせいただきますようお願いいたします。また、記事中の役職・肩書などは情報誌掲載当時、もしくは著書出版時のものです。  価格や人物の役職に関しては、記事掲載当時のままである事を重ねてご承知おきください。

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